SUGOI-neは自生地再現のラン作りの永年の願望を実現したコンポストである。
SUGOI-neには「ラン菌」fが生きている。
このラン菌の働きで鉢内を自生地に再生する。
このシステムが「ラン菌」が増殖できない管理では、SUGOI-neの意味が無くなる。
何人からかご質問いただいたのでお答えする。
ラン菌が繁殖出来ない条件
1 低温
ラン菌の増殖は8℃以上の温度で急激に行われる。
これ以下の温度では増殖は緩慢である。
2 乾燥
ラン菌の増殖には一定の湿度が必要である。
ラン作り・・・特にカトレアなどの着生ラン栽培では、水ゴケ栽培が行われてきたために、
ラン、ラン菌の立場から見たら・・・・非常な「乾燥」で作られている。
根腐れ防止のために・・・・拷問のような乾燥で栽培されている。
これでは「ラン菌」は繁殖出来ない!!
SUGOI-ne栽培では・・・・水ゴケ栽培のような過度の乾燥は厳禁である。
SUGOI-ne栽培では、どんなに乾燥させても・・・・オシボリ・・・・の乾燥のとき潅水すること。
カラカラの乾燥はSUGOI-neでは厳禁である。
ラン菌が働けないからである!!
ランの根に「ペクチン」が出た状態が「乾燥」である!!
ペクチンを観察すること。
SUGOI-neはモノスゴイ多湿でなければ「根腐れ」が起きないように作った!!
だから・・・SUGOI-neで成功した人は・・・・潅水を多くした人である。
これまでの水ゴケ経験で潅水した人は・・・・良く出来ない人がチラチラ・・・・いた。
「ラン菌」を想定出来なかった人である。
乾燥させると・・・・ラン菌が繁殖しないで、雑菌、キノコが生えてくる。
なぜなら、それらの菌はラン菌より少し乾燥条件で大繁殖するからである。
菌にも性質があって、水の中で大繁殖するもの、90%の湿度で大繁殖するもの、
80%で・・・、60%で・・・・、50%で・・・・大繁殖するものがある。
宇井清太新発見の「ラン菌」は90%で大繁殖する。
だから植付け後約5〜10日は毎日潅水する。
この多湿条件下でラン菌は勝組みになり、他の菌は負け組みになる!!
この勝組みのラン菌を一年中活動させるには・・・・相当な湿度が必要で、
水ゴケ栽培で慣れた「乾燥」では乾燥し過ぎである!!
3 温室内で扇風機を回して「風」を鉢に当てた。
これで失敗する人意外に多い。
風?
ランが好むのは「風」でなくて「大気生動」である!!
大氣の対流で起こる・・・大氣の流れである!!
風を当てた場合、SUGOI-neの表面はカラカラになる!!
SUGOI-neは毛細管現象が優れているから、
鉢の表面、素焼き鉢では全体から猛烈な勢いで水分が失われる。
水ゴケの何倍もの速さで失われる!!
この状態ではラン菌は繁殖出来ない。
SUGOI-neでは風が大敵である。
風で・・・・本とにランが喜んでいるか・・・・?
ノーである。
風より・・・紫外線、直光の問題であろう!!
なぜなら、自生地において、プロトコームに風、紫外線、直光がまともに当たれば、
30分ももたないでプロトコームは「死ぬ」。
プロトコームが死ねば、そこにランは自生できない!!
ランとて種子から芽生える。
それが出来ないところは自生地ではない。
よーく考えてみれば・・・・
私たちの温室、栽培現場で・・・ランが芽生えられない。
ということは・・・・私達の温室、栽培現場というのは、本来なら、ランがあってはならない場所である。
温室がランの自生地にはなれないということである。
だから、これまで、水ゴケ、バーク、軽石で栽培してきて・・・・ランは難しい・・・ということである。
作落ちを防ぐことは出来なかった!!
ランを愛好といいながら、その実態は・・・・ランを泣かせ、苦しませて来たに過ぎない。
だから簡単に枯らしてきた。
身勝手な愛好は・・・・栽培技術が未完成なのに「原種」漁りを行ってきた。
数年を待たず・・・・ランは・・・・あの世行き・・・・である。
ラン栽培の未熟な者ほど「適地適作」「適地適産」などお構いなし・・・である。
設備も、暖房のコストも考えないで・・・・・
それでもランは「耐える」ことを身に付けているから、身勝手な横暴にも文句をいわない。
これが「配偶者」なら「離婚」ものかもしれない。
SUGOI-ne植えなら・・・・少しはマシな愛好者になれるかもしれない。
それが、SUGOI-neを開発した宇井清太の心情である。
ランのパートナーは・・・貴方ではない!!
ランのパートナーは残念ながら「ラン菌」である!!
このことを認識しなければならない。
SUGOI-neにラン菌が発生しない?
konnposuto 1001